旅をしながら、自然とともに生きる

北海道から沖縄へ移住して、暮らしの中で感じたことを。

取材活動~大城喜江子の森の子児童センター~

報告が遅くなってしまいましたが、大城喜江子さんの「浦添市森の子児童センター」へ取材に行ってきました。

取材先/
大城喜江子さん

経歴/
沖縄県浦添市出身。

浦添市勢理客・森の子児童センター館長
平成27年9月、中学生を対象とした学習支援のための「学習塾」を開講。
平成28年4月から学習支援の対象を小学生にも引き下げ、「森の子ステップアップステーション」と名称を変え、再始動。

NPO法人なはまちづくりネット代表
・繁多川自治会公民館の運営及び講座の企画運営を行う。
※沖縄在来大豆「青ヒグ・高アンダー」を栽培し豆腐作りを行う「あたいぐわぁープロジェクト」など
・若者の職業的自立に向けたサポート活動「地域若者サポートステーションなは」

○沖縄の染色家で人間国宝重要無形文化財保持者)、宮平初子先生の下で20年間染色・縫製を習う。
琉球王朝絵巻の衣装の縫製を手伝った経験。

取材内容/
子どもたちとの何気ない会話から高校進学の意思のない子がいることに驚き、家庭環境や学校での疎外感などから遊び歩いている子たちと間近に接しているなかで、「このまま社会へ放り出すわけにはいかない」と思い立ち、夜の居場所づくりとして無料の学習塾を開講することに至った。
学習支援のみならず、食事の提供も行っている。

「ひとりびとりを大切に」
性格も育ってきた環境もみんな違う。だからこそ、その子に合った手立てが必要だということ。「どうせ自分なんて・・・」という子がいた時には、この子は普段話を聞いてもらっていないと思ってしばらくの間は何でも話を聞くようにした。すると、そういう言葉を発することは自然と減っていった。

「地域づくりは人づくり」
地域をつくる前に人をつくれば、地域は自然とつくられていく。

地域に目を向けるような人たちがいっぱいになる。

地域の人とかかわり行事に入っていくと、自分の住むところが好きになる。

今後その地域を離れたときに、戻ってきても戻らなくても生まれ育った場所が良いところだったと思ってもらうこと。   

「トップナンバーワンサポーターの存在」
火・木の週二回、夕食のおかず(取材時は、ちゃんぷるーを持ってきてくれました)を一品持ってきてくれる70代の女性。材料費も自分持ち。「ここには食べる子どもたちがいるから、作り甲斐があって楽しい!」

施設の修繕を電話一本で駆けつけてくれる60代の男性。退職した4月~6月の3ヶ月間は毎日掃除に来てくれた。

自分たちだけではなく、その地域に住む方々が応援してくれている。

自分たちはあくまで、裏方であって、主役は地域。

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