旅をしながら、自然とともに生きる

北海道から沖縄へ移住して、暮らしの中で感じたことを。

【地域おこし協力隊】推進会議 沖縄ブロック

おはようございます。

先日、「地域おこし協力隊推進会議 沖縄ブロック」の会議に出席してきました。対象は、今後、協力隊の導入を考えている自治体やすでに導入をしている自治体に向けて行われた会議でした。

まず、はじめに総務省地域力創造グループ地域自立応援課・中村俊介理事官の協力隊についての説明がありました。協力隊を募集するにあたって、その地域の抱えている課題は何かを見極めた上で、どんな人材が欲しいのかを考える必要がある。とのことでした。また、今後の課題として「隊員の不安や疑問点などへの対応体制」が挙げられていました。自分たちは二人で活動しているので、何か困ったことがあれば、相談することができていますが、地域によっては一人で活動をしている隊員もいるので、県内の隊員同士の横の連携も大切なように感じました。

次に徳島大学准教授・田口太郎氏の基調講演では、協力隊の位置づけとして行政の一部ではなく、地域の外の視点から地域をみつめ、かつ地域の人々とともに考え、悩み、行動するパートナーであり、行政ではできないようなフレキシブルな活動を展開するサポーターでもある。また、協力隊の導入によって、その地域はその協力隊の人脈とつながり、地域と外のつながりが生まれる。それが地域の新たな刺激にもなる。
3年後の独立は、どの協力隊にとっても不安なことではあるが、地域との信頼関係を大切に活動していれば、目には見えないような小さな雇用が生まれてくる。もちろん、絶対に生まれてくるとは言い切れないが、協力隊が3年間、真剣に地域と向き合うことができるようなサポートを行政は行っていってほしいとのことでした。

最後に、グループごとにワークショップを行い、「協力隊に対して、各地域で実際に行っているサポートの取り組みと必要と思われる取り組みにはどのようなもものがあるか」について、グループごとに考え、発表しました。

実際に行っているサポートとしては、「地域のキーパーソンと協力隊をつなげてあげている。」「地域のイベント行事には参加するように案内している。」

今後、必要と思われるサポートとしては、「協力隊OBとの連携活動。」「地域住民に協力隊がくることを伝える。」「協力隊の卒業後の就職サポート体制を一緒に考える。」等が挙げられていました。

先日の会議の全体を通して、自分たち協力隊は、地域にどのように関わり、活動していくべきなのかを振り返る機会にもなり、県の地域おこし協力隊として、沖縄県全体で、どのように地域おこしをすることができるのかを考える機会にもなりました。
今後とも沖縄県内各地へ実際に訪れ、自分の外の視点を活かして何ができるのかを常に考えていきたいと思います。

f:id:aguri-traveller-ciaociao1019:20180918103535j:plain