【器の重みを初めて感じる】
普段、なにげなく、使っているコップやお皿、お茶碗たち。
どんな風に作られているのか、想像は出来てた。...
しかし、いざ、職人さんのお話を聞いてみると、、、想像以上に、大変だけど、とてつもなく、やりがいのあるかっこいいお仕事でした。
実は、沖縄に来て、初めてやちむんの里を訪れました。
この種類の窯の名前は、『登り窯』。
外観は、風の谷のナウシカに出てくるようなオームのような形。(笑)
1番下の窯から、順番に燃やし、一段ずつ上がりながら、左右の窯にも、火を入れていく。
これを3日間くらい燃やし続ける。
その間、火を絶やすことは許されない。
そして、この窯自体も、職人さんの手作り。
家族総出で、山を切り開き、約1年半くらいかけて、完成した。
沖縄でいうやちむん(焼き物)は、もともと、今の那覇の壺屋あたりで盛んだった。
しかし、時代の流れとともに、那覇は都会化が進み、窯の場所を移動せざる終えなかった。
そして、今は読谷村のやちむんの里になった。
もう、今は窯を自分で持っている人も少なくなり、ほとんどの人が共同で窯を使っている。
自分たちで窯を持っているからこそ、たくさんのやちむんを同時に焼くことができる。
焼き入れを行うタイミングも自分たちで決められる。
先週、焼き入れを行なったものを、昨日からは取り出す作業、そして、最後にヤスリをかける。
完成した器は、どれも個性があって、一つひとつが輝いていた。これから、どんな人の手に渡るのか、まるで楽しみにしているようだった。
やっぱり、手でモノをつくるって、本当にかっこいい。