旅をしながら、自然とともに生きる

北海道から沖縄へ移住して、暮らしの中で感じたことを。

【器の重みを初めて感じる】

普段、なにげなく、使っているコップやお皿、お茶碗たち。f:id:aguri-traveller-ciaociao1019:20181115134501j:plain

どんな風に作られているのか、想像は出来てた。...

 

しかし、いざ、職人さんのお話を聞いてみると、、、想像以上に、大変だけど、とてつもなく、やりがいのあるかっこいいお仕事でした。

 

実は、沖縄に来て、初めてやちむんの里を訪れました。f:id:aguri-traveller-ciaociao1019:20181115134544j:plain

この種類の窯の名前は、『登り窯』。
外観は、風の谷のナウシカに出てくるようなオームのような形。(笑)
1番下の窯から、順番に燃やし、一段ずつ上がりながら、左右の窯にも、火を入れていく。
これを3日間くらい燃やし続ける。
その間、火を絶やすことは許されない。

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そして、この窯自体も、職人さんの手作り。
家族総出で、山を切り開き、約1年半くらいかけて、完成した。

 

沖縄でいうやちむん(焼き物)は、もともと、今の那覇の壺屋あたりで盛んだった。
しかし、時代の流れとともに、那覇は都会化が進み、窯の場所を移動せざる終えなかった。

 

そして、今は読谷村のやちむんの里になった。

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もう、今は窯を自分で持っている人も少なくなり、ほとんどの人が共同で窯を使っている。

自分たちで窯を持っているからこそ、たくさんのやちむんを同時に焼くことができる。
焼き入れを行うタイミングも自分たちで決められる。

 

先週、焼き入れを行なったものを、昨日からは取り出す作業、そして、最後にヤスリをかける。

 

完成した器は、どれも個性があって、一つひとつが輝いていた。これから、どんな人の手に渡るのか、まるで楽しみにしているようだった。

 

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やっぱり、手でモノをつくるって、本当にかっこいい。